東京世界陸上(9月13~21日、東京・国立競技場)開幕まで1か月となった13日、スペシャルアンバサダーの俳優・織田裕二(57)が都内で取材に応じ、「もう1か月前。ドキドキします」と胸を躍らせた。

1997年から13大会連続で世陸メインキャスターを務めてきたが、前回の東京大会(91年)は人気ドラマの「東京ラブストーリー」に出演し、「『カーンチ』とかってやっていた頃。他の人のドラマも見たことがないくらい忙しかった」と振り返る。「人生でスポーツを楽しんで見られる時って少ないと思う。100メートル走る人って、こんなに速いの?とか生で見るとすごい分かる。ぜひ味わっていただきたい」と現地観戦の醍醐(だいご)味を強調した。

 注目は2連覇が懸かる女子やり投げの北口榛花(27)=JAL=。「何をするか分からない、おもしろさがある。6投、全部見逃せない。応援の力でもうあと5メートル、3メートルって飛ばさせてあげたい」と心からエールを送った。

 世界陸上財団によると、チケットの販売枚数は既に91年東京大会、07年大阪大会を超える42万枚突破で女子やり投げ決勝チケットは完売。「僕もライブをやって満員じゃなかったときはちょっとテンションが下がる。神様お願い。

この9日間は“陸上競技晴れ”で」とアンバサダーとしてさらに世陸を盛り上げていく。(手島 莉子)

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