VTuberの天音かなたが13日、東京・有明アリーナで自身初のソロライブ「Amane Kanata 1st Solo Live “LOCK ON”」を開催した。
夢の舞台を堪能した。
以前からソロライブには並々ならぬ思いを抱いてきた。「小さい頃からアイドルや歌手になりたいと思って歌ったり踊ったりしてきた。とにかく音楽が好きで生きてきました」。キラキラした世界に憧れのまなざしを向けてきた。
しかし、デビュー前に耳の病気を発症。片耳が聞こえなくなり「歌わなくなった時期もあって、歌がどんどん下手になった。『もういいや』って」と投げやりになったこともあった。
それでも、所属するVTuber事務所「ホロライブ」から後押しを受け、21年に初のオリジナル楽曲をリリース。
そして、この日実現した晴れ舞台。約2時間かけて「Last―resort」「十万億土」など全19曲を歌唱すると「諦めないで良かった。みんなのことが宝物です」と涙を流した。
自身の最終目標はさいたまスーパーアリーナでのソロライブ。夢の一つをかなえたが「今回のライブをきっかけに自分の実力を磨いていけたら」と高みを見据える。アーティストとして大きな一歩を踏み出した天音は、これからもファンの心を撃ち抜き続けていく。
◆天音 かなた(あまね・かなた)2019年12月27日、VTuber事務所「ホロライブ」の4期生としてデビュー。YouTubeの登録者数は164万人。誕生日は4月22日。21年8月、初オリジナル楽曲「特者生存ワンダラダー!」をリリース。身長149センチ。