奇跡のコラボレーションが実現した。シンガー・ソングライターの米津玄師と、シンガー・ソングライターの宇多田ヒカルが、劇場版「チェンソーマン レゼ篇」(9月19日公開)のエンディングテーマ「JANE DOE」を歌うことが14日、分かった。

 シリーズ累計発行部数3000万部を突破し、「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画が原作。今作はテレビアニメの最終回からつながるストーリー。主人公・デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されながら、予測不能な運命へと突き進む姿を描く。

 作詞・作曲を手がけた米津は「誰に歌ってもらうかは深く想定せずこの曲を作り始めたのですが、作っていくうちに、どうも宇多田さんしかあり得ないという気持ちになり、とにかくオファーさせていただきました。メランコリックでありながらも、風のように吹き抜けていく宇多田さんの歌声がこの曲に乗った瞬間、あまりのことにハッと息をのみながら感激したのを覚えています。一人の音楽を作る人間として、この機会をとても光栄に思います」と感激した。

 歌唱で参加した宇多田は「オファーを受け、どうなるか分からないけども、ぜひやってみたいと思い、挑戦させて頂きました。自分らしさを追求するシンガー・ソングライター同士、誰よりも理解し合える部分と、それぞれの表現方法の対照的な部分に戸惑いながら手探りで突き進んだ先に、互いの新たな一面が現れたことを感じてもらえたらうれしいです」と手応えを感じている様子だった。

 同曲は「IRIS OUT」との両A面シングルとして、9月24日にリリースされる。

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