THE RAMPAGEのパフォーマーでプロレスラーの武知海青が14日、東京・京王百貨店で行われた「アントニオ猪木デビュー65周年記念 INOKI EXPO」(21日まで、同所)の開会式にプロレスラー・蝶野正洋と出席した。
武知は、22年にドラマでプロレスラー役を演じたことを機に昨年2月にプロレスデビュー。
THE RAMPAGEとして13日に群馬・高崎芸術劇場で午後6時半からライブに出演し、この日午前9時からプロレスラーとしてイベントに初出演。同展覧会のアンバサダーに就任し、特設のリングの上に立つと、「東京ドームで踊るよりも緊張しています」と武者震いした。
猪木さんが引退した1998年生まれのため現役時代を知らないが、LDHのEXILE HIRO代表取締役社長が猪木さんの熱狂的なファン。武知がプロレスデビューする時、HIROさんから猪木さんのDVDをプレゼントされたことを明かし、「目指すべき場所。見ている人へ猪木さんのように衝撃を与えられるようになりたい」と夢を描いた。
HIROさんからパフォーマンスだけでなく、プロレスについても熱血指導を受けているという。「今言われているのは、オリジナル技を考えて欲しいということと、HIROさんのオリジナル技があるから、いつかそれを試合でやってほしいって。すっごいプレッシャーですね」と苦笑い。この日、イベント後にHIROさんと会議があるため、「タオルをお土産にします」と話した。
イベントで共演したプロレスラー・蝶野正洋は「リングの上で踊って、両方でお客さんを楽しませたらいいのでは。猪木さんがやっていたころはアメフト、野球選手との二刀流の人もいた。
大先輩から励みの言葉をもらった武知は「夢ばかりなので大きなこと言えないですが、たくさんの方と試合がしたいです。プロレスを教わりながら、もっともっと好きになりたい。初めて見に来る方もたくさんいると思うので、そういう方々にプロレスの良さを伝えたいですね」。パフォーマーとプロレスラー。二刀流の道を突き進む。
京王百貨店で猪木さんの展覧会を行うのは、今回が3回目。引退ガウンなど貴重品の展示、アパレルやグッズを150種以上販売する。8階レストラン街では「復活!アントニオ猪木酒場」を予約定員制で15日~20日まで開催する。