ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が14日、オンラインで取材に応じ、30日のカナダ戦(ユアテックスタジアム仙台)から始まるパシフィック・ネーションズカップ(PNC)に向け「昨シーズンは2位で終わったが、さらに上位で終えたい」と優勝を目標に掲げた。

 日本代表を再び率いて2季目のジョーンズHCは、6月にウェールズと2試合戦って1勝1敗。

今シリーズは、主将を務めていたFWリーチ・マイケル(BL東京)が個別の事情で不参加となっており、指揮官は「次世代のリーダーを育成しないといけない」とした。また「そして、将来的には日本人(出身)のキャプテンを作らないといけないと思っている。そこに対するプランはある。誰が担うかは、初戦で発表する」と明かした。

 昨季のPNCでは、決勝でフィジー代表に17―41の完敗。今大会に向けては「勝てるラグビーを構築していくことがターゲット」と語った。就任1季目から掲げるコンセプト「超速ラグビー」に「どうキックを交ぜていくか」と指揮官。キックコンテストでの課題も挙げ「石田吉平(横浜)は空中戦ではアレンゼ、コルビノようなズバ抜けたスキルを持っている。長田(智希=埼玉)も度胸があり、木田(晴斗=東京ベイ)も大きくて空中で競れる度胸ある選手」と、BK陣に期待を寄せた。

 6か国で争うPNCはプール戦が行われ、上位2チームずつが準決勝(9月15日、米国)に進出。決勝は同21日に行われ、日本は19年以来4度目の優勝を目指す。

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