◆阿寒湖特別・3歳上2勝クラス(8月17日、札幌競馬場・芝2600メートル)

 マンハッタンカフェ(01年)、ファインモーション(02年)と後のG1馬を輩出してきた出世レースに、今年も期待の3歳馬が出走してくる。

 フィーリウス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キタサンブラック)は初の2600メートル戦だった前走の開成山特別で、先行して上がり3ハロン最速の脚で抜け出す快勝。

祖母に10年の阪神JFを勝ったレーヴディソールをもつ良血が、長距離戦線で素質を開花させようとしている。藤井助手も「前走はうまく勝てました。距離が伸びていいタイプですね。だんだん良くなっているのが目に見えて分かりますよ」と目を細める。

 今回が初の北海道シリーズ参戦となるが「最初は物見していたけど、今は大丈夫。状態は変わりないです。楽しみがありますね」と連勝へ向けて視界は良好だ。勝てば菊花賞・G1(10月26日、京都競馬場・芝3000メートル)も見えてくる一戦。初の洋芝を克服し一気に世代トップへの道を切り開く。

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