俳優の鈴木亮平、江口洋介、菜々緒が14日、都内で行われた劇場版「TOKYO MER」の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

 公開から約2週間。

観客動員196万人、興行収入26億円を突破。菜々緒が「何回見たか聞きたい」というと、鈴木は「南海(なんかい)だけに?」と笑い飛ばした。

 公開直前には、作品の舞台・トカラ列島が群発地震に見舞われた。鈴木は同所への思いを聞かれ「地震もだいぶ収まっていると聞いて、ひとまず安心しています。でも不安の日々が続いていると思うので、キャスト陣を代表してお見舞いしたい」と神妙な面持ちで語った。続けて「何か起こったときに誰かを守るために一歩踏み出すのがヒーローなんだ。島だからこそ、普段の人と人のつながりが濃いからこそ、みんなが一丸となって誰かを助ける、人間の美しさを描いたつもり。実際の島を舞台にさせてもらったことを感謝していますし、僕たちが届けたかった思いが島だからこそ描けた」と作品に込めた思いを明かした。

 印象に残ったセリフは医療用語も含んだ長ゼリフ。壇上で披露し「1年ぶりにやったので、かみました」と苦笑い。菜々緒は医療用語にかなり苦戦したそうで、すらすらと言う鈴木を「本当にすごいんです」と絶賛。鈴木は歩きながらセリフを覚えているそうで「うろちょろしている」と様子を明かした。

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