プロボクシングの三迫ジムは14日、10月14日に東京・後楽園ホールで行われる主催興行「ダイヤモンドグローブ」の主要カードを発表。メインイベントでは、日本スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者・山口仁也(じんや、25)=三迫=が同級1位・重里侃太朗(じゅうり・かんたろう、29)=志成=を挑戦者に迎えて初防衛戦(10回戦)を行う。

 戦績は山口が6勝(2KO)1分け、重里が7勝(2KO)2分け。

 アマチュアで22勝11敗の戦績を収めた大東大出身の山口は、プロ3戦目で日本ユース王座を獲得。今年4月22日には、日本同級王座決定戦で吉田京太郎(ワタナベ)と対戦。3―0の判定勝ちで日本王者となった。一方、重里はタイトル初挑戦となる。山口と重里は2024年10月に日本同級王座の最強挑戦者決定戦で激突しており、壮絶な打撃戦の末、1―1の引き分けとなった。持ち越しとなった決着を日本タイトル戦の舞台でつけることになる。

 セミファイナルには、40歳の中川健太(三迫)が中国のソン・ウェイとスーパーフライ級8回戦を戦う。日本スーパーフライ級王座を3度獲得し、WBOアジアパシフィック同級王座も手にした中川は現在、WBC世界同級13位、IBF12位、WBO14位に名を連ねている。今年4月には韓国でキム・ヨンスル(韓国)に3回TKO勝ちして、WBOオリエンタル同級王座(日本非公認)のベルトを手にするなど、現在2連勝中だ。中川の戦績は26勝(14KO)5敗1分け。

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