俳優の梅沢富美男が14日放送のTBS系特番「プレバト!!放送500回3時間SP」(木曜・午後7時)に出演。中学2年生に俳句で勝利し、笑顔を満開にした。

 「俳句査定」に特別永世名人として参戦の梅沢は、チーム戦で俳句の天才キッズ選抜チームと対戦。夏井いつき先生が全国から選りすぐったうちの1人、俳句歴4年の中学2年生・なみきさんと対戦した。

 「年の差ほぼ60歳」と紹介されると「余計なことは言わなくていい。関係ないから」と、ややムッとした表情を浮かべた梅沢。「白米」をテーマに一句というお題に、まず並木さんは「炊飯器 湯気ファソラシド 薄暑光」と詠んだ。

 共演者たちも「うわ~、これはすごいよ!」とうなった一句について「皆さんはもう負けたと言いますけど、ドレミはどこに行ったんですか?」と難癖をつけた梅沢。MCの浜田雅功も「なんか言わなあかんのか。やらしいわ」とツッコむ中、自身は「新米の 湯気こんもりと 仏飯器」と詠んだ。

 新米を季語とした一句を「仏様に出す時に炊きたてのご飯をお供えするでしょ。仏様は湯気をいただくという、そういう言い伝えがあるんです。ポカポカと湯気が立つご飯じゃないと、仏様には出せないってことに、ふと気づきまして、それを詠みました」と説明した。

 3人の俳人の判定は10―8、9―10、10―10の合計29―28で梅沢の勝利。

夏井先生も「季語が動くか動かないかってところがポイントになったのかなと。梅沢さんの方の新米は動きがたく、ここにあるということ。なみきさんの方のファソラシドはとても素敵ですね。でも(季語の)薄暑光が動く可能性がある。ただ、ご本人がやりたいのは、薄暑光という音の調べの面白さなんだから、これはこれでいいと思います」と査定した上で「なみき君、梅沢さんはおじいさんですから、仏飯よりに言ってるだけなんで、何にもくじけることはないです」と憎まれ口。

 勝利の瞬間は自ら拍手して大喜びの梅沢だったが、夏井先生のこの言葉には「(俳句に)年齢、関係ないって言ったのは、お前さんだろうが! 何がジジイだよ!」と叫んでいた。

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