昨季の学生駅伝2冠の国学院大は14日、夏合宿を行っている蓼科高原で32キロ走を行った。標高約1530メートル、しかも、起伏が激しい女神湖周回コース(1周約1・8キロ)で走り込んだ。

主将の上原琉翔(4年)、エースの青木瑠郁(4年)らが積極的に先頭を引っ張り、例年以上に速いタイムでゴール。前田康弘監督(47)は「過去最高タイムです。みんな頑張っているので、故障しないように練習をセーブさせることが私の仕事です」と、充実感あふれる表情で話した。

 昨季、国学院大は出雲駅伝と全日本大学駅伝を快勝。しかし、箱根駅伝は3位。「今季こそ箱根駅伝で優勝します」と上原は言葉に力を込めて話した。

 昨季のエースで、卒業後も母校を練習拠点として前田監督の指導を受ける平林清澄(22)も合宿に参加。この日は、約30分前にスタートして後輩に合流し、40キロ走を行った。昨年は先頭で引っ張っていたが、今年は最後尾で後輩たちを見守るようにして走り、練習後は、後輩たちの頑張りをたたえた。

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