落語家の露の都、桂慶枝が15日、大阪の天満天神繁昌亭で「天満天神繁昌亭 開場19周年記念特別公演」(9月15日)の会見を行った。
1日3公演実施される本公演では「繁昌亭思い出トーク」として、笑福亭鶴瓶、露の都、桂米團治、林家染二による「風水が決めた~繁昌亭隆盛のはじまり~」。
1公演目のトリは鶴瓶が務め、チケットも完売。都は「鏡割りにはお仕事の都合で間に合わないですが、トークは出ていただけるので」と感謝した。また、慶枝は師匠の桂文枝が3公演目の大トリを務めることになり「『しあわせの寄席提灯(ちょうちん)』という、繁昌亭の創設秘話落語をしていただきます」とアピールした。
19年を振り返り、都は「私は風水ですね。図面を見ながらこれはこういう風にという話しはさせていただきました。もめ事が多かった時にも、南側に南天の木が5本植わってたんですけど、南に赤いものはダメ。東に全部移したらもめ事がピタッと止まった」と笑いながら振り返った。慶枝は同期が10人いるが、所属が違うためかつてはほとんど会うこともなかったそうで「繁昌亭で一緒になれて、20周年とか30周年とかの周年記念公演をみんなでやって、同期の結びつきを感じるようになりました」と喜んだ。
今公演に向けて都は「来年20周年がございますので、それに向けて繁昌亭のできた時や、いろんな繁昌亭のお話をさせていただきたい」と意欲を語った。