今年6月に引退した白毛馬・ハヤヤッコ(セン9歳)が8月15日、繋養先の北海道苫小牧市・ノーザンホースパークへ到着した。

 ハヤヤッコは美浦・国枝栄厩舎の所属として18年6月にデビューし。

翌年のレパードSで白毛馬初のJRA重賞制覇を飾ると、22年函館記念、24年アルゼンチン共和国杯と重賞3勝を挙げた。今年6月1日の目黒記念のレース中に右前浅屈腱の不全断裂を発症して競走を中止。同月19日に引退した。

 到着したハヤヤッコの印象を、ノーザンホースパーク乗馬運営課の織田拡樹さんは「馬運車から降りたときは首を長くして周囲を気にしていましたが、厩舎に向かいだしてからは落ち着いて歩いていたので賢そうな印象でした」と話し、今後については「まずは心身ともにゆっくり休んでもらおうと思います。(見学厩舎へは)馬の様子を見て移動の時期を決めていきたいと思います」と展望を語った。

 現役時に担当した田村助手は札幌競馬場で取材に応え「無事に次の仕事に移ることができて良かったです。ノーザンファームのスタッフの方はしっかりされているので、かわいがってもらっていると思います。自分もバタバタしていると思うけど、行ければ会いに行きたいですね」と胸をなで下ろした。

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