◆第61回札幌記念・G2(8月17日、札幌競馬場・芝2000メートル、稍重)

 サマー2000シリーズ第4戦に16頭が出走し、10番人気のトップナイフ(牡5歳、栗東・昆貢厩舎、父デクラレーションオブウォー)が直線で鋭く伸び、重賞初勝利を飾った。57歳の横山典弘騎手は札幌記念で2020年ノームコア以来、5年ぶり4勝目。

昨年7月の中京記念(アルナシーム)以来の重賞勝ちで、重賞勝利最年長記録を更新した。勝ちタイムは2分1秒5。

 2番人気のココナッツブラウン(北村友一騎手)が2着。3着は13番人気のアラタ(浜中俊騎手)が入った。3連単は130万7650円の大荒れ決着となった。

 池添謙一騎手(ステレンボッシュ=15着)「返し馬からフットワークもキビキビしていて、前進気勢もありましたが、3コーナー手前から手が動いてしまった。これだけの能力の馬だから、4コーナーまで馬なりで回ってこなくてはいけないのですが…。メンタルとしか言いようがないです」

 国枝調教師(ステレンボッシュ=15着)「何だろうね…。競馬としては理想的だったけど、大阪杯と同じように勝負どころでハミを取らなかった。やっぱりメンタルなのかな」

 丹内祐次騎手(コスモキュランダ=10着)「道中の感じがイマイチだった。まくっていこうかという考えもあったけど、上がっていけなかった」

 藤岡佑介騎手(アルナシーム=11着)「馬場でのめっていたし、コーナーでバランスを崩していた。ちょっとかわいそうでした」

 横山和生騎手(ハヤテノフクノスケ=12着)「スタートも上手に出てたし、イメージしたところを取れているんですけどね。

4コーナーでステッキを入れて反応はしているんですけど、伸びきれないあたり、追い込む形の方がいいのかもしれません」

 古川吉洋騎手(アウスヴァール=13着)「最近の中では頑張ってくれた。展開が向けばそのうちハマると思う」

 武豊騎手(シュヴァリエローズ=14着)「小回りの2000メートルだと、ちょっと忙しいかな」

 荻野琢真騎手(ショウナンアデイブ=16着)「スタートがばらついたのでポジションを取りにいきましたが、速い流れでしんどくなりました。返し馬、向こう正面の走りは悪くなかったけど、馬場も良くなかったかもしれません」

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