◆第45回新潟2歳S・G3(8月24日、新潟競馬場・芝1600メートル)

 東京マイルの新馬戦をメンバー最速の末脚で制したサノノグレーター(牡2歳、美浦・尾形和幸厩舎、父グレーターロンドン)は、最後の直線が日本最長の新潟外回りで武器が最大限に生きる。

 左前肢ハ行のため出走取消となり、2週スライドさせて挑んだ仕切り直しの一戦を快勝。

デビュー戦らしくスタート後は行き脚がつかなかったものの、道中は後方の内ラチ沿いで待機。最後の直線では手前の替え方など、決してスムーズではなかったが、雄大なストライドでダーリングハーストなど評判馬を一気に飲み込んだ末脚は圧巻のひと言。尾形調教師も「賢くて、オンとオフが上手な馬。距離はもっとあってもいいくらい」と話しており、ここを勝ち切れればさらに上のステージでもと思わせる。(石行 佑介)

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