J1のC大阪は19日、大阪市内のグラウンドで約1時間練習を公開した。2試合連続で上位との対戦となる23日の神戸戦(ヨドコウ)へ、アーサー・パパス監督は「前回は町田に警戒しすぎたところがあった。

そうじゃなくて自分たちに矢印を向けてやっていかないといけない」と、意気込んだ。

 16日の町田戦(Gスタ)では0―3で敗れた。今季初となる3点差での黒星。指揮官は「前半は求めていたことができなかった。僕に責任がある。後半の出来に関してはよくはね返したというのはあるが勝てていないので。良かったところを伸ばす方向で調整している」と、振り返った。

 神戸も、町田と同じく高い強度を保って戦ってくる相手だ。リーグ上位を見ても、高いインテンシティーを誇るチームが多い。そんななか、パパス監督は「フィジカル的なところが注目されているが、少しいきすぎじゃないですけど、なかなかその部分だけ注目されても…というところ」と、胸中を明かした。今季から「コンタクトの強さと深さ」、「アクチュアルプレーイングタイムのアップ」を挙げて、審判の判定基準も変わっている。おのずと流れるプレーも多いが、町田戦でファウルをもらった(与えた町田・MF相馬はイエローカード)DF奥田勇斗は「アザができている。

正直過激な(足の)入り方をしたし、勇斗が練習できているだけでラッキーと思うような状況」(パパス監督)。指揮官にとって、選手たちの状態への不安が募る部分もある。それでも最後は「(ファウルを)取ってもらえないことは分かり始めているので、それに文句を言うなどしてもしょうがない。自分たちのフットボールをできるだけ成長させていくことに注目してやっていく」と、きっぱり。超攻撃的サッカーを、さらに成熟させていく。

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