◆テニス ▽全米オープン(19日、米国・ニューヨーク)

 主要種目のシングルスなどが24日に開幕するのを前に、今年から新方式となった混合ダブルスが、現地時間19日に開幕。公式戦で自身初の混合ダブルス出場となった大坂なおみ(フリー)は、元シングルス世界ランキング6位のガエル・モンフィス(フランス)とのペアで、キャサリン・マクナリー(米国)、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)組に3-5、2-4のストレートで敗退した。

両ペアともにワイルドカード(大会推薦枠)での出場だ。

 大坂は、過去、公式戦でほとんどダブルスをプレーしたことがない。過去ツアー公式戦でダブルスに出場したのは、わずか9大会だけ。4大大会でダブルスに出場したのは2017年全米が最後だ。混合ダブルスは1度もプレーしたことがない。

 もちろん、ダブルスの世界ランキングはない。4人の中で大坂はダブルスの経験が最も少なく、動きも打つコースも、ダブルスになっていなかった。大半が大坂のミスだった。

 混合ダブルスは、今年から、シングルス予選の期間中に開催し、シングルスのトップ選手を参加させるため、大幅に方式が変わった。本戦ドロー数は16。その内の8組が、シングルス世界ランキングをペアで足した合計の少ない順に選ばれ、残り8組は大会推薦枠(ワイルドカード)での出場となった。優勝賞金も前年の20万ドル(約2960万円)がら5倍の100万ドル(約1億4800万円)に増額された。

 試合形式は、決勝を除いて1セット4ゲーム先取。1ゲームはノーアドバンテージ方式で、3セット試合の最終セットは10点先取のタイブレイク方式だ。決勝だけは、1セットが6ゲーム先取となる。スピーディーで、エキサイティングな種目を演出する。

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