東京Vの城福浩監督が21日、広島戦(23日・味スタ)に向けた全体練習後に取材に応じた。
広島にはルヴァン杯を含めて昨季は3戦3敗、今季も5月17日に敵地で対戦した時には終盤まで1―0でリードしながら、ラスト3分で2失点して逆転負けを喫した。
16年ぶりのJ1だった昨季は6位と大躍進したが、今季はここまで8勝7分け11敗で14位に位置する。試合を優位に進めながら、相手にワンチャンスを生かされて失点を喫し、勝ち点を落とす試合もあるだけに城福監督も「いい試合をやっている、いい内容でやっている、手応えがある、それで勝ち点0というのが一番危ない。本当に強いチームは、勝ち点0に等しい内容で勝ち点3を取っている。決めきる選手がいるからとか、選手層が厚いからという理由で逃げてしまうのは簡単だし、我々の存在が必要ないので。逆に言えば内容が良くなくても勝ち点3を取れるようなチームにならないといけない」と強調。勝負強さも兼ね備えたチームに進化を遂げ、浮上を図る。