J1の神戸は22日、神戸市内のグラウンドで約1時間練習を行った。リーグ戦連勝がかかる23日のC大阪戦(ヨドコウ)に向けて、吉田孝行監督がオンライン取材に応じ「アウェーで難しい試合にはなるが、前節同様勝ち点3を取って神戸に帰る」と、決意した。

 前節の広島戦(Eピース、1〇0)では、互いに一歩も引かない中、後半42分にCKからオウンゴールを誘発して勝ちきった。試合前で勝ち点46と並んでいた相手との6ポイントゲームを制して連敗を脱出。C大阪戦も、再び連勝の流れを作っていく上で大事な一戦となる。

 5月6日、ホームでの前半戦では相手は3バックのシステムを採用。前半45分にFW宮代大聖のゴールで先制したが、カウンター3発で白星を与えた。吉田監督は「前回対戦は相手もチーム状況が良くない中でシステムを5枚に変えてきて、という時期だった。今の方がシステムが完成されているし、本来セレッソさんがやりたいサッカーは今の方が出ている」と、磨きがかかっている今季就任したアーサー・パパス監督の「攻撃的サッカー」を警戒した。対する神戸も「自分たちが自分たちのリズムでパターンに持っていく必要がある」と、前線で奪ってショートカウンター、ロングボールから攻撃を展開するぶれない戦い方を展開するつもりだ。

 広島戦では後半0分から、全試合にフル出場していた主将のDF山川哲史が交代。ここまで24試合に出場しているDF広瀬陸斗もベンチを外れていた。指揮官は2人の状態について「少しアクシデントがあったというところ。それ以上のコメントは控えさせていただきます」と発言。

C大阪戦でも主将を欠く可能性はあるが、今こそ2連覇中のチーム力を見せつける。

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