◆明治安田J1リーグ ▽第27節 柏4―2浦和(22日・三協F柏)

 柏はホームで浦和と対戦し、4―2で勝利した。暫定首位に浮上した。

 敵地で戦った一戦は2―0で快勝したが、この試合は先に主導権を握られた。前半5分、CKからMFマテウスサビオが蹴り上げ球がFW垣田裕暉の頭をかすめると、ファーサイドに流れる。ゴール前で構えていたDF長沼洋一が頭で合わせると、先制弾がネットの中に吸い込まれた。

 柏はボールを保持し、反撃の機会をうかがうが、GK西川周作の好セーブも光りゴールが遠い。すると同43分、追加点を奪われる。空いた左サイドにパスを通されカウンターを仕掛けられると、エリア右からMF金子拓郎が出したパスをMF関根貴大がワンタッチで左のFW松尾佑介へパス。松尾が右足で放ったシュートはGK小島亨介の手に当たるも、勢いそのままにゴール右へ入った。

 リカルド・ロドリゲス監督は後半の開始からMF瀬川祐輔をトップに、DF杉岡大暉を3バックの右に起用した。すると後半8分、瀬川が結果を残した。左サイドのクロスからゴール前で混戦になると、最後は瀬川が右足でボールに触り、押し込んだ。

 一度つかんだ流れは渡さない。エースが後半38分に執念の同点弾を沈めた。

FW細谷真大はフリーの瀬川を見つけてエリア手前にパスを出すと、ワンツーから左足を振り抜く。力強く放たれた球はネットに突き刺さり、同点になった。

 勢いは止まらない。引き分けでは終わらせなかった。同45分にはMF小西雄大がエリア左から左足を振り抜くと、ボールはゴール左に吸い込まれて、勝ち越し。たたみかけるように、後半アディショナルタイムにはMF久保藤次郎が試合を決定づける4点目を沈めた。2点ビハインドから後半に4得点を重ね、大逆転勝利を収めた。

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