横浜FMに新加入したMFクルークスが、J1残留に向けた救世主となる。チームの攻撃の中心を担ってきたFWヤンマテウスが、カタールリーグへの移籍を前提とした手続きと準備でチームを離脱したが、代役としてJ2で現在アシスト数トップ(9)の左利きアタッカーが加入した。

デビュー戦となる可能性が高い、8連勝中と好調の町田戦(23日・日産ス)に向けて「1対1、クロスが自分の強み。J2ではアシストトップを走っていたので、そういった形でチームに貢献したいという気持ちは何も変わらない」と意気込んだ。

 新天地での挑戦を決断した経緯について聞かれると「土曜日の試合が終わった後に話を聞いた。そこから動きが早く、水曜日からマリノスに参加した。当然、すごく充実した時間をジュビロでは過ごさせてもらいました。でもマリノスからオファーが来たこともうれしかった。自分の意思もあり、ここにきた」と説明。チームは降格圏内の18位と苦しむが「降格争いをしていると捉えることが間違っている。このチームを見ても、間違いなくやれる選手たちですし、2回練習に参加しましたけど、本当にいい印象しかない。マリノスが、町田に劣っているかというと全然そうじゃないと思う。一戦一戦、目の前の試合に向かっていく。町田にもしっかり勝てるチームだと、この2日間でとても感じている」と強調。

左利きで高精度のクロスを武器とするクルークスが、残留争いに苦しむチームを浮上させる。

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