J2北海道コンサドーレ札幌DF朴珉奎(30)が復帰舞台で持ち味を発揮し、柴田慎吾監督(40)に初勝利をささげる。札幌は23日、アウェー・甲府戦に臨む。
復活へ向けて取り組んでいた最中、監督が交代した。「選手の責任もある。一人一人がもっと責任感を持ってやっていかないといけない」と気持ちが引き締まった。熊本戦以来のベンチ入りを果たすも出場のなかった前節・秋田戦は、相手の圧力に押された格好で0―2の敗戦。2戦目の指揮での立て直しに向け、22日の練習後、柴田監督は「試合の入りからエンジン全開でいくというところは大事にしていきたい」と強調した。
上下動をいとわず、気持ちを押し出してタフに1対1を戦い抜く朴のプレーは、指揮官の思いに合致する。甲府戦に向けた週中の練習では3バック左と左ウィングバックに入っていた。どちらで起用されるかは未定も「スペースにどんどん走って行ったり、積極的に動くことは意識していきたい」と役割は理解している。今季3度目となった離脱中は「いつもよりストレスがたまっていた」。