FIFAアラブ杯カタール2025が、8月23日に開幕前100日を迎えた。アラブ世界最大の大会であるこの大会は、12月1日から18日までカタールで開催される。

カタールのスポーツ・青少年大臣兼大会組織委員会(LOC)会長、シェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・ビン・アフメド・アル・サーニー氏は「FIFAアラブ杯は、この地域の人々にとって特別な意味を持っています。この大会の意義はサッカーだけにとどまりません。私たちの情熱とアイデンティティーを称えるものであり、選手とファンを共に結びつけるものです。私たちは、2度目の開催となるこの大会を誇りに思います。この大会は、アラブサッカーの最高峰を称えるとともに、スポーツが人々を結びつける力を改めて示すものとなるでしょう。私たちは、特にこの地域のファンの皆様に、再び世界の皆様をお迎えし、この美しいスポーツの興奮を味わっていただけることを大変うれしく思います」などと述べた。

 同大会のカタールでの開催は2回目。21年のアラブ杯で初優勝に貢献したアルジェリアFWバグダッド・ブネジャは、地元組織委員会(LOC)に対し「この大会は、アラブとイスラムの文化を世界に示す上で重要な役割を果たしています。私たちのアイデンティティーを祝う式典であり、美しいスポーツへの共通の情熱を世界規模で示す機会でもあります」と述べた。

 前回王者のアルジェリアはイラクと同組のD組に入り、バーレーン対ジブチ、スーダン対レバノンの勝者と対戦。予選は11月25日と26日にカタールで開催される。「アラブ杯優勝はチームにとって大きな成果でした。

特に、W杯のスタジアムでプレーしながらカタールで優勝できたことは大きな収穫でした。切望されたカップを掲げたチームの一員になれたことをうれしく思います。勝利後、チームやファンと一緒に祝うのは、まるで夢のような体験でした」とブネジャは語った。

 FIFAアラブ杯カタール2025は、22年のカタールW杯で試合が行われた6つのスタジアムで開催される。すべての会場は公共交通機関でシームレスに接続されており、障がいのあるファンにもバリアフリーの体験が提供される。カタールでは11月3日から27日まで開催されるFIFAU―17W杯など、複数の世界大会が開催される。

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