◇ドイツ1部 バイエルン6―0ライプチヒ(22日・アリアンツアレーナ)

 ドイツのブンデスリーガが開幕し、昨季王者のバイエルンが、イングランド代表FWハリー・ケーンのハットトリックなどでライプチヒに6―0と圧勝した。

 ドイツの絶対王者が、開幕戦からその破壊力を発揮した。

前半27分、昨季12ゴールを挙げてブレークした23歳のフランス代表FWオリズが、右足で強烈なシュートを決めて先制。さらに同32分には、細かいパスワークでゴール前を攻略し、リバプールから新加入したコロンビア代表FWルイス(L)ディアスが追加点を奪った。同42分には、オリズが得意の左足で決めて2点目。昨季限りでフランス代表FWコマン、ドイツ代表FWザネが退団したが、オリズ、Lディアスの新たな両翼コンビが結果を残した。

 さらに後半には、大エースがその力を発揮。後半19分、カウンターからLディアスのラストパスを受けたケーンが、左足の切り返しから右足で冷静に決めてチーム4点目。さらにケーンは同29分にカットインから右足で5点目を奪うと、同32分には韓国代表DFキムミンジェの持ち上がりからラストパスを受け、左足ワンタッチで左サイドネットを射抜くチーム6点目でハットトリックを達成。昨季は26ゴールで2年連続の得点王に輝いたエースが、開幕戦から決定力を示した。大量リードを奪った後半途中には、17歳MFレナート・カールをデビューするなど若手選手も出場機会を得たバイエルンが、連覇へ向けて快勝スタートを切った。なお日本代表DF伊藤洋輝は負傷のためベンチ入りしなかった。

編集部おすすめ