◆明治安田J1リーグ ▽第27節 G大阪3―2横浜FC(23日・パナスタ)

 G大阪はホームで横浜FCと対戦し、同点で迎えた後半に元日本代表FW宇佐美貴史が2得点を挙げ、4試合ぶりに白星をつかみ、4連敗を阻止した。

 前半5分、FW宇佐美と、7シーズンぶりの古巣復帰でスタメン入りしたDF初瀬が左サイドで息のあったコンビネーションを見せ、ゴールに迫るも得点にはつながらず。

ボールを保持しながらも、シュート数を横浜FCに上回られると、前半41分に失点。相手のロングパスが通り、左サイドからFWアダイウトンに先制点を許した。

 しかし、前半アディショナルタイム(AT)、ペナルティーエリア中央にいたFWデニスヒュメットが右クロスに反応。右足を振り抜き、2戦連続ゴールで同点に追い付いた。

 1―1で迎えた後半11分、相手のハンドでPKを獲得。FW宇佐美が正確なシュートでゴール右上に決め切り、勝ち越した。さらに後半36分には、FWデニスヒュメットがGKを交わして右サイドからラストパス。宇佐美が右足で流し込み、追加点を挙げた。後半ATには2点目を奪われたが、逃げ切り、4試合ぶりに勝利した。

 この日、スタジアム前の広場には、81歳で亡くなった元日本代表FWでG大阪初代監督の釜本邦茂さんの献花台が設けられた。クラブは命日だった10日の岡山戦から3連敗と結果を残せていなかったが、ようやく白星を届けた。

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