◆明治安田J1リーグ▽第27節 横浜FM0―0町田(23日・日産ス)
横浜FMが8連勝中の町田と0―0で引き分け、得失点差で17位の湘南を上回り、約4か月ぶりに降格圏を脱出した。
開始3分にセットプレーからピンチを招くが、GK朴がセーブ。
後半は立ち上がりにピンチを招くも、GK朴が好セーブを連発。一進一退の攻防が続き、試合終盤に途中出場の松村が2度決定機を作るなど攻め込んだが、ゴールは奪えず。それでも、総走行距離で約3キロ、スプリント数でも22回、町田を上回るなどタフに戦い抜いた。大島秀夫監督は「強い圧力に押される場面もあったが、全員で体を張って、最後はもう一息というチャンスを作れた。勝ちたかったが、大きな勝ち点1」と振り返った。
17位の湘南が岡山に敗戦したこともあり、勝ち点で並びながら得失点差で上回り、残留圏内の17位に浮上。指揮官は「まだまだ先は長いですが、気分的には少しポジティブになる。進むことをやめずにやっていきます」と前を見据えた。