◆明治安田J1リーグ ▽第27節 横浜FM0―0町田(23日・日産スタジアム)
町田はアウェーで横浜FMと対戦し、0―0で引き分けた。リーグ戦の連勝は8で途絶え、公式戦の連勝も11で止まった。
2試合連続で3得点を奪っていた攻撃陣は、この日は沈黙。中2日による疲労からか、特長である速い攻撃を見せることが出来なかった。黒田剛監督も「チャンスもありつつ、なかなか1つが遠かった」としつつ、「中2日で準備した彼らが体力的に落ちることなく、奮闘してくれたのはすごく称賛に値する」と賛辞を送った。
試合終了間際には、相手選手との接触によりDF岡村大八が担架で運ばれるアクシデントもあったが、得点は最後まで与えず。勝ち点1は死守した。指揮官も「決して負けたわけではない。我々のコンセプトである0(点)を維持しつつ、勝ち点1を積み上げたことをポジティブに捉える」と切り替えた。
この試合ではG大阪から加入したMFネタラビを初めて先発で起用。ボールを持った際の前への推進力、そしてサイドへの展開で実力を見せた。黒田監督は「攻守にわたって彼のアグレッシブさ、ボールコントロールの巧みさといった本来の力をしっかり発揮してくれた。合格点を与えられるだけの活躍をしてくれた」と評価した。今後に向けて、新たな組み合わせを試す意図もあったと説明すると、「色々なことを模索しながら次に基準を持って行けることは、すごく我々にとってポジティブな材料。