ドイツ1部ブンデスリーガの開幕戦は23日、6試合が行われ、今季フライブルクからフランクフルトに移籍したMF堂安律は、ホームのブレーメン戦で先発し、4―1の勝利に貢献した。堂安は右MFで後半38分まで出場し、得点やアシストはなかったが、新加入のチームにフィットしたプレーで攻守に役割を果たした。
フランクフルトは前半22分、トルコ代表の19歳MFジャン・ウズンが右足で強烈なミドルシュートを決めて先制。さらに同25分、堂安の守備から敵陣でボールを奪い、ウズンのラストパスから20歳MFバホーヤが決めて2点目を奪った。後半立ち上がりにもブレーメンのミスをつき、バホーヤが決めて3点目。その後1点は返されたが、後半25分にはFWクナウフが4点目を奪い、開幕戦勝利を飾った。
またドイツと日本の国籍を持つブレーメンの21歳GK長田澪(ミオ・バックハウス)も先発出場し、ブンデスリーガデビューを果たした。長田は川崎の下部組織出身で、今夏トットナムに移籍した日本代表DF高井幸大とともに川崎のアカデミーでプレー。18年にドイツでブレーメンの下部組織入りし、23―24年シーズンはオランダ1部フォレンダムへ期限付き移籍して経験を積んだ。ブレーメンに戻った昨季は出場がなかったが、今季は昨季までの正GKツィーラーがフランクフルトに移籍し、開幕戦でポジションを射止めた。この日は立ち上がりこそ固さが見えたが、終了間際には好セーブも見せた。しかしチームは4失点大敗し、長田にとってもほろ苦いデビューとなった。