大ヒット中のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開、外崎春雄監督)の興行収入が、24日までの公開38日間で280億8769万4600円に達したと、公式Xが25日に発表した。これで「タイタニック」(1997年公開)の興収277・7億円を抜き、日本で公開された映画で歴代3位に浮上した。

 興行収入歴代2位の「千と千尋の神隠し」(2001年公開)の316・8億円を上回ることはほぼ確実。同1位はシリーズ前作「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(20年公開)の407・5億円で、公開39日間の興収は259億1704万3800円だった。「―無限城編」はこれを上回るペース。国内での興収歴代トップをうかがう勢いだ。

 観客動員数は累計で1982万5555人を記録。今週の動員でも2位の「国宝」を大きく引き離し、6週連続1位をキープしている。

 15日(日本時間16日)には、米メジャーリーグ・ドジャースが本拠地ロサンゼルスでの試合でコラボキャップを来場者に配布。試合開始5時間前から長蛇の列が伸びる人気ぶりで、9月12日の全米公開を控え「鬼滅旋風」は海外へも波及している。

 今作はシリーズ5年ぶりの長編映画。3部作の第一章で、物語は家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼になった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため鬼殺隊へ入隊することから始まる。

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