23日にNHK総合で生中継された沖縄尚学(沖縄)と日大三(東京)による「第107回全国高校野球選手権大会・決勝」(前9時50分)の平均世帯視聴率が、沖縄地区で46・3%(個人は30・4%)だったことが25日、ビデオリサーチの調べ(速報値)で分かった。

 瞬間最高視聴率は午前11時50分の52・3%で、9回表の沖縄尚学の攻撃場面。

沖縄県勢が2010年の興南以来となる優勝に手をかけた瞬間を、県民の半分以上が見守った。同じく決勝を生中継した琉球朝日放送の世帯視聴率も、沖縄地区で11・7%を記録した。

 15年ぶりの快挙に、地元では沖縄尚学が準決勝を突破した21日から大盛り上がり。日本トランスオーシャン航空は23、24日の両日に那覇空港―関西空港間で定期便を増便することを決定。学校の遠征費などの支援を呼びかけるクラウドファンディング(CF)は、22日の時点で目標の1000万円を超えた。

 決勝戦の関東地区の平均世帯視聴率は15・5%だった。同大会での歴代最高視聴率は、1978年8月20日「第60回大会」決勝の50・8%。試合はPL学園が高知商に9回逆転サヨナラ勝ちした。(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ)

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