巨人で活躍した元木大介さんが25日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜・午後9時)に出演。昭和、平成のプロ野球ならではの騒動について、私見を述べる一幕があった。

 この日、タレント・長嶋一茂率いる一茂軍団の一員として槙原寛己さんと登場した元木さんは「一茂軍団がぶった斬る!昭和・平成プロ野球(秘)事件簿SP」を展開。

 1993年9月19日の巨人―ヤクルト戦で勃発した巨人・堀内恒夫投手コーチとヤクルト・金森栄治選手(ともに当時)のユニホームがビリビリに破れ、メガネも吹っ飛んだ大乱闘について聞かれた元木さんは「乱闘って伏線があるんですよ」と話し出すと「金森さんと堀内さん、前の日の駐車場でちょっとモメたらしいんですよ」と明かした。

 「で、次の日が試合で、金森さんも(死球が)来るだろうって思ってて。堀内さんも『絶対、行くからな』って言ったと思うんですよ」と私見を披露すると、「(巨人の)ピッチャーは橋本(清)さんなんです。(金森さんは)PL学園の先輩なんです。橋本さんも当てちゃいけないと思って、(金森さんの)後ろを通したんですよ。で、金森さんも一旦、ベンチの方を見ながらマウンドの方に行くんですけど、堀内さんが出てきた瞬間にベンチの方に向かってきたんです」と当時、遊撃を守っていた立場から振り返った。

 三塁を守っていた一茂も「この時の映像には入ってないけど、堀さんがグーで金森さんのこと、10発ぐらい殴ってるからね。みんな止めてるから、そんなに当たってないんだけど、堀さんが『コノヤロー、コノヤロー』って(殴っている)のを目の前で見てて、ちょっとプッて笑っちゃった。かわいいパンチだったから」と回顧。

 中堅を守っていた松井秀喜さんが元木さんにマウンド付近でボロボロになった堀内さんのメガネを拾って渡すシーンも流れたが、一茂は「松井君が元木に渡したって理由もあるんですよ。本人に渡せばいいじゃないですか。

なんで元木かって言ったら、元木は松井君が1年目の時、運転手をやってたんですよ。寮から元木が運転して、松井君が後ろに乗って。大介の方が先輩なんだけど、力関係から(松井さんは)下に見たんですよ」と分析。

 元木さんも「あいつ、後ろ(の座席)に乗るんですよ」と松井さんの“大物ぶり”を明かしていた。

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