女優でモデルの嵐莉菜(21)がアニメ映画「パリに咲くエトワール」(来年3月13日公開、谷口悟朗監督)で声優に初挑戦することが25日、分かった。
国内興収203億円超の大ヒットを記録した「ONE PIECE FILM RED」の谷口監督と、「崖の上のポニョ」「魔女の宅急便」などスタジオジブリ作品のキャラクターデザインを手掛けた近藤勝也氏によるオリジナル劇場アニメ。
画家を夢見る主人公・フジコの声を當真あみ(18)、武家の家系に生まれ、薙刀(なぎなた)の名手ながらバレエに心ひかれる千鶴の声を嵐が担当する。
幼い頃から声優に憧れていた嵐は「自分が挑戦できる日が来るとは思わず、本当に夢のようです。心も体も飛び上がるほどうれしかったです」と大喜び。自身もバレエ経験があり、役どころについて「共通点を感じつつ、葛藤を越え、夢へ突き進む彼女の強さにとてもひかれました。声だけで感情を伝える難しさに苦戦しながらも、全力で演じさせていただきました」と思いを込めた。
當真とは日本テレビ系ドラマ「ちはやふる―めぐり―」(水曜・後10時)で共演しており、再タッグになる。同作では競技かるたに青春をささげる高校生を熱演中だが、「―エトワール」では、それぞれの夢をひたむきに追いかける少女の声を演じる。
早乙女太一(33)がロシア人の青年・ルスランの声を担当。「人を思う心や自分を信じる心、たくさんの美しさが詰まった作品」とコメントした。
◆嵐 莉菜(あらし・りな)2004年5月3日、埼玉県生まれ。21歳。