タレントの長嶋一茂が25日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜・午後9時)に出演。巨人と中日が最終戦に同率首位で激突した1994年10月8日の「世紀の一戦」の裏側を明かす一幕があった。
この日は一茂率いる槙原寛己氏、元木大介氏の球界レジェンド軍団が集結。「一茂軍団がぶった斬る!昭和・平成プロ野球(秘)事件簿SP」として展開した。
プロ野球の史上最高視聴率48・8%をたたき出した伝説の一戦について、先発登板も2回で降板した槙原さんが「僕が今まで野球をやっていて泣いたのはこの時の一度だけ。なんで泣いたかと言うと、落合(博満)さんが泣いてたんです。あんなに泣いてる顔を見て、泣けてきちゃって」と明かすと、一茂も「この時に僕、まだ言ってないことがあって。初めて言うんですけど…」と口を開いた。
10・8のゲームにベンチ入りしていた一茂は「中畑さんにこの場を借りて感謝したくて」と当時、巨人のコーチだった中畑清さんの名前を口に。
「ベンチには入ってたんですけど、右腕が上がらないくらいのレベルで筋断裂を起こしてたんですよ。戦力にもならないんで中畑さんに『戦力になる人を僕と代えて下さい』って言ったら、中畑さんが『最後までお前に見届けさせるから、そのことを誰にも言うなよ』って。だって、言ったら(ベンチから)外れてない方が変じゃないですか? 中畑さんにも迷惑かかると思ったから今、初めて言ったんですけど」と続けたところで共演の有田哲平に「なんで今、言ったんですか?」と聞かれると「なんか急に…」とポツリ。「もう時効だから」と苦笑していた。