◆天皇杯 ▽準々決勝 相模原―神戸(27日・レモンS)
J3の相模原は昨年度の王者であるJ1神戸と対戦し、前半を1―1で終えた。勝利すれば、2020年度の秋田以来、J3クラブでは5年ぶりの天皇杯4強となる。
相模原は23日の北九州戦(1〇0)から先発を7人変更。元日本代表FW武藤雄樹らをシュタルフ悠紀リヒャルト監督は起用した。神戸はMF井出遥也以外の10人を、23日のC大阪戦(1△1)から変えた。
ここまでの勢いを体現するかのように、相模原が先に主導権を握った。前半15分、FW藤沼拓夢が右クロスを上げると、ゴール前に入ったDF加藤大育が右足を懸命に伸ばす。加藤が右足で合わせた球はそのままネットの中に吸い込まれ、先制点を手にした。
しかし、神戸も決して引かない。前半30分、右サイドの競り合いからのこぼれ球に井出が反応しクロスを上げると、FW小松蓮が頭で合わせて同点弾を決めた。小松はJ2秋田から移籍後、公式戦初得点となった。