サッカーU―20(20歳以下)日本代表の船越優蔵監督が27日、U―20W杯(チリ)に向けて決意を示した。9月27日の開幕まで1か月のタイミングで、千葉県内で取材に応じた指揮官は「より現実的に目の前に見えているものに対してすごくワクワクしている。

みんな、“やってやろうぜ”という思いがすごく強いです。いろんな準備をスタッフもしてくれているので、まだまだあるけど整ってきたかな」と話した。

 日本は1次リーグでエジプト、チリ、ニュージーランドと対戦。前回の23年アルゼンチン大会では、1次リーグ最終戦で1―0とリードしながら、後半31分、同ロスタイムに失点を重ねて逆転負け。1勝2敗となり1次リーグ敗退を喫した。代表としてそうした経験もあり、指揮官は「目の前の試合には必ず勝つ。予選リーグは3試合あるので、そこをマネジメントすることも必要かなと思います」と気を引き締めた。

 また今大会は国際Aマッチ期間外のため、FW後藤啓介(シントトロイデン)やFW塩貝健人(NEC)ら海外組の招集はクラブとの交渉になるため「呼べる呼べないはクラブの事情があると思うので、そこはまだ何も決まってないのが現状。我々がボールを持ってない状況だということはご承知していただければと思います」と話すにとどめた。

 それでも、国内組にもA代表経験者のMF佐藤龍之介(岡山)、MF大関友翔(川崎)ら有望な選手が多く、指揮官も「この年代で世界でどれだけできるのかっていうところで、僕はできると思う。日本人はもっとできると思うし、もっと認められてほしいと思うし、これを足がかりにもっともっと飛躍してほしいなと思います。サッカーはチームスポーツなので、個人で目立とうとしても、あまり評価されないということも同時に選手にも話してます。

チームの結果と個人の成長、この2本柱で行かないと評価されないんじゃないかなと思ってます。そういう舞台にしたいなと思っています」と期待した。

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