東京Vが28日、横浜FC戦(30日・ニッパツ)に向けて全体練習を行った。

 天皇杯4回戦で名古屋に1―2で敗戦してから、リーグ戦も京都、広島の上位陣と内容ではいい勝負を演じながら、決定機を生かせず、0―1、0―3で敗れて、公式戦3連敗中と苦しい状況が続く。

そうした状況で、今節は降格圏内の19位横浜FCとの対戦。チームは現在14位ながら降格圏内との勝ち点差は6ということもあり、負けられない一戦となる。城福浩監督は「手応えのある内容で、この状況にしてしまったのは自分たち。ここ数試合のイージーな失点の仕方が、こういう状況を自分たちで招いていると思う。点を取るのにあれだけ苦労しているのに、失点するのはあれだけあっさりしているのは、一番良くないチームのサイクル。そこを意識しながら粘り強く戦って、勝利することが我々らしいと思うので、そこはいつもと同じ臨み方かな」と気を引き締める。

 特に選手も含めてチーム全体で共有したのは、セットプレーの守備。広島戦では前半6分にCKの流れから先制点を奪われて難しい試合にしてしまっただけに、今週は重点的に準備をしてきたという。指揮官も「(広島戦で)準備してきたことを開始5分で崩してしまったのは自分たち。セットプレーとこぼれ球は、1週間をかけて準備を我々はしてきたつもりですけど、結果として何も準備をしていなかったのと同じ入りになったのが全て。やろうとしたこと、やれたことは自信を失うことは何もないですけど、結果的に何も準備をしていなかったのと同じ入りになったのが全て。自分たちのアプローチもアップデートしていかないといけないですけど、選手がこの前の現象をどう受け止めたかが大事になる。

終わったことは取り戻せないので、次に生かせるかどうかが大事になる」と強調した。

 また前々節の京都戦の試合終盤に後ろから危険なスライディングを受けて負傷したMF森田の横浜FC戦での復帰の可能性について聞かれた指揮官は「確かめながら、リバウンドを見ながらという感じになるので、極端な話で言えば、当日まで決断は延びる可能性はあるなと思います。なので色々なバージョンを準備していますし、それくらいひどいファウルだったと思います」と話した。

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