8月29日にロケ中の死亡事故が発表されていたTBS系ドラマ「VIVANT」(26年放送予定)の撮影が31日に再開していたと2日、スポーツ報知の取材で分かった。

 同局広報は「日本時間の8月31日から撮影を再開しています。

現場では万全の体制を整えています」とコメントした。関係者によると、現在はキャストもそろって撮影を行っているという。

 同局によると、8月27日にアゼルバイジャン共和国内で撮影時の設備品運搬車両が走行中道路から転落する事故が発生。トラックに乗車していた52歳の男性ドライバー1人が死亡し、同乗していた48歳の男性も腕を骨折するなどして現地医療機関へ搬送され1週間入院している。

 事故は、同国内で現地制作会社を通じて撮影に必要な衛生設備品の運搬を依頼したところ、配送を担当したトラックが山間部の道路から転落する事故が発生。現場はこの時期、急な濃霧が発生しやすく、地元警察の発表では、ドライバーのハンドル操作ミスにより、トラックが道路下に転落したという。

 TBSは29日に事故発生を報告すると共に「この度の事故により亡くなられた方のご遺族にお悔やみ申し上げますとともに、負傷された方の一日も早いご回復をお祈りいたします」とコメント。「現地での撮影においては、昨年より入念な下見を行った上で、事故が発生した8月27日から撮影を開始する予定でした。再発防止および撮影再開に向けて、現地の制作会社を通じて周辺道路状況や天候、ドライバーのコンディションなど各所点検中です」としていた。

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