女優の桜田ひより(22)と、5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーで俳優の佐野勇斗(27)が、10月8日スタートの日本テレビ系連続ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」(水曜・後10時)にダブル主演することが2日、分かった。共に民放キー局のゴールデン・プライム帯(午後7~11時)ドラマ初主演となる。
大手製薬会社の社長令嬢・結以(ゆい、桜田)が、前科のある青年・大介(佐野)に誘拐されることから始まるオリジナル作品。誘拐計画は失敗に終わるも、結以が「私と一緒に逃げて!」と大介に懇願したことから、予測不能な逃亡劇へと発展していく。
桜田演じる結以は文武両道の大学生だが、とある秘密を抱える複雑な役柄で「結以としてこの世界の中に入れることがうれしいしわくわくします」。大介と逃亡する中で“犯人と人質”の関係が徐々に変化していくことから「大介と一緒に居る時に垣間見える彼女の本質をうまく出していけたら」と意欲を語った。
佐野は、貧しい環境で育ち特殊詐欺に関与した過去を持つ青年を演じる。役作りのために金髪にし、耳は「人生初」のピアスを開けて大胆にイメチェン。「今まではオタクっぽい役や内向的な役が多かったので、誘拐犯の話が来てうれしかった」と新境地を予感する。
互いの印象について、桜田は「気さくで頭の回転が速い。心地よいテンポ感で会話劇を繰り広げられそう」と頼もしげ。一方の佐野は「僕よりだいぶ年下なのにしっかりされている。天然なところもあって翻弄(ほんろう)されています」と明かし、「シリアスだけじゃない青春っぽいシーンもあり、見ている人に『あ、この2人いいな』と思ってもらえたら」と見どころをアピールした。
〇…3日放送の「ちはやふる―めぐり―」(水曜・後10時)では、本作のPR映像がお披露目される。