俳優の黒崎煌代が2日、都内で行われた主演映画「見はらし世代」(団塚唯我監督、10月10日公開)のジャパンプレミア舞台あいさつに出席した。

 若手映画作家育成事業ndjcにて短編「遠くへいきたいわ」を監督した団塚氏のオリジナル脚本による長編デビュー作。

第78回カンヌ国際映画際では、団塚監督が日本人最年少で監督週間出品作に選出された。再開発が進む東京・渋谷を舞台に、母親の死と残された父親と息子の関係性を描いている。

 黒崎は映画初主演。撮影から1年足らずの公開で「もう公開なんだというのが素直な気持ち。あっという間で、少し寂しい気持ちもあります」と率直な思いを明かした。カンヌ国際映画祭への出品を機に世界で一足先に注目され、国内での公開予定も早まったという。

 3年ほど前から親交があったという団塚監督からのオファーで「友だちの僕に投げてくれた」と歓喜。芝居にも「あえて作り込んでという感じではなかった」と自然体で臨んだと振り返った。

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