米ロック歌手ブルース・スプリングスティーンの若き日の姿を描いた映画「ブルース・スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」(スコット・クーパー監督、日本公開11月14日)が、米コロラド州で開催中の第52回テルライド映画祭でオープニング作品として上映された。
同映画祭を世界初上映の場所に選んだことに、クーパー監督は「暗闇の中、多くの人と一緒に座りながら、みんなで物語に心を奪われるひとときを過ごす場所は、まるで故郷に帰ったような気持ちになる。
また、スプリングスティーンを演じた米俳優ジェレミー・アレン・ホワイトを「ただの物まねではなく強さ、本物の存在感、生命力、そして同時にもろさを表現できる人」と紹介。スプリングスティーン本人がクーパー監督の自宅が山火事で焼け落ちた時に自分の家に滞在するよう誘ってくれたという秘話を紹介すると同時に「この映画は私の人生で最も深く、最もも大きな映像体験だった。ブルースと私は火をくぐり抜けて永遠に結ばれました」とスプリングスティーンに対して感謝の言葉を述べ、会場を沸かせた。