【オークランド(米国)5日=金川誉】日本代表は、メキシコ戦(6日、日本時間は7日)に向け会場のオークランドコロシアムで前日会見を行い、森保一監督が出席した。
メキシコ代表を率いるのは、14年8月~15年2月に日本代表監督に在任し、24年7月から3度目の指揮を執るアギーレ監督(66)。
森保監督の会見では、海外メディアから「アギーレ監督のスタイルが、今の日本代表チームに残っているものはあるか?」と質問され、森保監督は「アギーレさんは非常に良い監督だと思います。世界的にも名将だと、私自身リスペクトしています。日本代表の監督をしていただいた中で、もっともっと長い期間、監督をしていただきたかったと思っています」とし、「我々の歴史を振り返り、私自身が(日本代表の)監督になった時に、選手にいろいろなインタビューをした時、アギーレさんが選手に落とし込んでいるトレーニングは非常に良いトレーニングで、選手たちのアイデア、能力を引き出すということを選手が感じながら練習・活動をしていたということを、選手のコメントから伺えました」と尊敬の念を込めた。
その上で指揮官は「アギーレさんが残してくれたものが、どれだけあるか分からないですが、アギーレさんも日本サッカー発展の歴史を紡いでくれた指導者。短期間ではありましたが、代表に落とし込んでくれたこと、代表にアギーレさんの経験を伝えてくれたことが、今の発展につながっていることも言えると思います」と語った。