今夏に英国史上最高額となったイサクを始め、ビルツ、エキチケ、フリンポン、ケルケス、レオーニら、大型補強を敢行したリバプールがすでに来季の補強2選手を決定していると、英サッカー専門サイト『コートオフサイド』が報じた。リバプールは来夏にバイエルン・ミュンヘン所属のフランス代表MFミカエル・オリーズ(23)を8700万ポンド(約176億6100万円)で獲得。

さらに今回の移籍最終日で獲得が確実視されながら、クリスタルパレスが翻意して移籍が流れたイングランド代表DFマーク・グエーイ(25)もフリーで獲得する方針という。

 実現すれば2夏連続の大型補強になる。オリーズは今季が終われば34歳になるサラーの後継者。そしてクリスタルパレス主将のグエーイは来季を35歳で迎える主将ファン・ダイクの後継。今夏の大型補強に加え、近年のリバプールの成功を支えてきた攻守の主役2人の後継者を獲得すれば、世代交代を完結させてスロット監督の黄金時代を構築する経営陣の意向が明確に示されることになる。

 ロンドン生まれのオリーズはプレミアリーグでのプレーを希望しているという情報もあり、リバプール移籍の実現性は大。今季一杯でクリスタルパレスとの契約が切れるグエーイに関しては、Rマドリードを始めとする他のビッグクラブからの勧誘もささやかれるが、一度は獲得を確実にしたリバプール側はコートオフサイドの取材に対し、「自信がある」と語り、来年夏の獲得に余裕を見せている。(英通信員・森 昌利)

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