J2で10位の北海道コンサドーレ札幌は、13日午後2時から、大和ハウスプレミストドームで12位のいわきと対戦する。12日は同会場で、冒頭15分のみ報道陣に公開し、最終調整を完了した。

 8月11日の就任後、初采配となった同16日ホーム・秋田戦こそ0―2の敗戦も、以降2試合連続勝利中の柴田慎吾監督(40)は「他のチームの兼ね合いも出てくると思うが、我々は勝ち続けるしかない。ここが今週負けたからラッキーだなとかじゃなく、毎試合毎試合、勝ち点3を積み重ねる作業をやっていく。毎週毎週決勝戦のつもりで勝つためにベストを尽くす。それを毎日毎日積み重ねることのみ」。一戦必勝の精神で3連勝を狙う。

 前節8月30日のホーム・大宮戦後(1〇0)、2週間の中断期間があった。柴田監督は「追加点、だめ押し点というところが課題だったので」と、攻撃面の向上に時間を割いてきた。迎える再開戦の相手・いわきを率いる田村雄三監督は、S級ライセンスを取得した際の同期。「人柄と取り組んでいることはすごく知っている」とその手の内は柴田監督の頭にある。フィジカルを武器とするいわきが相手だが「自分たちでボールをどんどん動かしながら、コンタクトをなるべくしないこともそうだが、きれいなことだけでフットボールは勝てない。地上戦でもセカンドボールの奪い合いでも負けないことは重要。真っ向勝負です」。

闘志を植え付け、選手をピッチに送り出す。

 残り10戦でプレーオフ圏の6位仙台とは勝ち点7差。道のりは厳しいが「最後は気合と根性かなと思っているので」と柴田監督。気持ちで負けず、浮上だけを目指す。

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