◆明治安田J1リーグ ▽第29節 神戸0―0柏(12日・ノエスタ)

 勝ち点53で並んでいた神戸と柏の対戦は、0―0の引き分けとなった。ともに勝ち点1を獲得したが、これまでとは反対の左サイドバックで出場した神戸の元日本代表DF酒井高徳は「時間帯によってはお互いのいいところが出ていたと思う。

勝ち点1でOKでも、勝利に勝るものはない。結果的には勝ちたかった」と振り返った。

 前半12分、柏のFW渡井理己が負傷し、15分にMF仲間隼斗が交代で入るアクシデントが起こった。柏はゴール前までボールを運ぶのも難しい状態のなか、神戸は前半25分にDF飯野七聖がこぼれ球に反応し、シュートを狙った。しかし、ゴール上へと外れてしまう。

 前半30分過ぎからは柏が猛攻。セットプレーから得点を狙うが、シュートには至らず。神戸もMF汰木康也が負傷交代で、35分にMF武藤嘉紀がピッチに立ったが、両者0―0で前半を折り返した。

 後半も互いに激しくボールを動かすなか、13分に途中出場の柏・仲間がフリーで左足を振り抜いたが、ゴール上へと外れた。柏は後半25分に3枚を入れ替え、日本代表FW細谷真大らを投入。同30分にはエリア手前の好位置からFKを獲得したが、DFにはじかれた。

 後半43分には神戸が猛攻。

左クロスにゴール前にいた元日本代表FW大迫勇也が反応するも、頭でうまく捉えられず、ゴール前に倒れ込んだ。後半アディショナルタイムにも左CKからDF山川哲史がヘディングシュートを放ったが、柏GK小島亨介に止められ、一進一退の攻防はスコアレスドローに終わった。

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