◆明治安田J1リーグ ▽第29節 町田1―1横浜FC(12日・Gスタ)

 町田はホームで横浜FCと対戦し、1―1で引き分けた。後半11分に先制弾を献上したが、後半43分にFWミッチェル・デュークがFW相馬勇紀の折り返しを頭で合わせて引き分けに持ち込んだ。

黒田剛監督は試合後の会見で「終わってみれば1―1という結果で、我々が望んだクリーンシート、勝利からすると、残念な結果になった。ただ、今日は代わって入った選手がしっかりと躍動してくれた。難しい結果になったが、勝ち点1を取って次につながれることを評価し、希望を持って次にむかっていければ」と振り返った。

 黒田監督はDF細井響が左サイドから投じたロングスローから、DF伊藤槙人にゴール前で押し込まれた失点シーンに着目。いわば町田の十八番の得点パターンを相手にやられ、「あのロングスローからの失点があまりにも安すぎた。あそこを0でしのぎ、1―0で勝てる、2点目よりも0で抑えることが我々にとっても有効。そういったことをみんなでもう一度見直してやっていければ」と、今後の反省にすることを誓った。

 この試合では日本代表の米国遠征から帰還したDF望月ヘンリー海輝を後半22分から起用。9日(日本時間10日)の米国戦で先発した望月にとって、実質の中1日での出場となった。指揮官は「増山朝陽がどこまで出来るか、と。彼が決して悪かったわけではなくて、いい仕事もしていたし、チャンスメイクもしていた。そこは全然問題なかった」と先発の増山をたたえつつ「ただ、先制されたことである程度高さが必要になった。

彼も多少疲れはあると思うが、ラスト15分くらいは出来るだろうと踏んで彼にチャンスを与えた」と意図を説明した。

編集部おすすめ