横浜FCは敵地で町田と対戦し、1―1で引き分けた。後半11分にDF伊藤槙人が先制弾を決めたが、後半43分にFW相馬勇紀からの折り返しをFWミッチェル・デュークに頭で押し込まれた。
残留券内の17位・横浜FMまで試合前の時点で勝ち点2差。勝てば、暫定ではあるが降格圏から脱出できた一戦で、痛恨の引き分けとなった。三浦文丈監督は「最後逃げ切りたかった」としつつ「勝ち点3を取れないのは悔しいが、(勝ち点)1でも一歩確実に前進している。この1がこの後のゲームに必ず生きてくる」と前向きに捉えた。
この試合では新潟医療福祉大に在学中のDF細井響を左ウィングバックの先発で起用。後半11分には相手の町田の十八番であるロングスローを披露し、それが先制点につながった。三浦監督は起用の意図について、右サイドの競り合いで優位性を取られたくなかったと説明。その上で得点シーンについて「細井はロングスローを投げれるので、町田のお株を奪ってやろうかな、と。そこを前面に出そうと思って起用しました」とニヤリ。采配を的中させた。