◆明治安田 J1リーグ▽第30節 C大阪1―1柏(20日・ヨドコウ桜スタジアム)

 前節終了時点で3位としていた柏は、C大阪戦に引き分けて2戦連続の勝ち点1となった。

 この日も前半からポゼッションサッカーでペースを作る。

すると25分、相手の最終ラインから中盤につなぐパスをMF中川敦瑛がカット。ペナルティーエリア内へ深く切り込んで横に流し、最後はFW細谷真大が冷静に決めて先制に成功した。しかし、同41分に失点。同点で前半を終えた。

 後半は17分、MF小泉佳穂が持ち上がって右足を振り抜く。見事ゴールネットを突き刺したが、オフサイドラインを超えていた味方が相手GKの視界を遮ったとみなされて得点は取り消し。勝ち越し弾は幻となった。

 時間がたつにつれて拮抗(きっこう)した流れになったが、後半アディショナルタイムには1対1の場面をGK小島亨介が体ごと投げ出す気迫のビッグセーブ。追加点こそ奪えなかったが、最後まで体を張って戦い続けた。今季の先制した試合ではこれで14戦負けなし(11勝3分け)。まだまだ優勝争いに食らいついていく。

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