◆明治安田J1リーグ ▽第30節 横浜FM2―0福岡(20日・日産スタジアム)

 横浜FMはホームで、福岡に2―0で勝利した。これでJ1通算550勝に王手をかけた。

 横浜FMは、桐蔭横浜大に在学中の19歳のDF関富貫太をリーグ戦で初めて先発で起用した。MFジャンクルードも5試合ぶりの先発出場となった。

 ここ3戦連続で未勝利&無得点。残留争いへ向けて勝利が欲しい一戦で、序盤は福岡に好機を作られた。前半16分には自陣でボールを奪われ、FW紺野和也にペナルティーエリア右からシュートを打たれる。しかし、ここはGK朴一圭がセーブ。同19分にはDF加藤蓮がボールを奪われて、カウンターのピンチになるが、朴が前に出て防いだ。

 すると前半20分、4試合ぶりの得点が生まれた。加藤のロングボールをFWディーン・デイビッドが頭で右に流すと、ペナルティーエリア右からFWジョルディ・クルークスが中央にパス。そのボールをデイビッドが右足で冷静に押し込み、主導権を握った。

 勢いは止まらない。前半42分、クルークスの左CKにファーサイドにいたDF角田涼太朗が下がりながら左足で合わせると、ボールはネットの中へ。

3戦不発がうそだったかのように、前半で2点リードを奪った。

 後半はスコアが動かず、そのまま試合終了。福岡にボールを持たれる時間が長く、苦しい時間帯も多かったが最後まで粘り強く戦い抜いた。J1残留圏内の17位もキープ。降格圏の18位と勝ち点1差になった。

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