◆明治安田J1リーグ▽第30節 川崎0―1FC東京(20日・U等々力)  

 FC東京にとって、川崎との「多摩川クラシコ」は4連敗中。24年以降の最近3戦は0―3と一方的に敗れていた。

 試合はFC東京が前半23分に先制した。

 左DF長友が持ち上がると、前方のMFギリェルメにパス。クロスはファーに流れたが、拾ったFW長倉が右からクロスを上げ、ゴール前でフリーになっていたMF遠藤が頭で決めた。

 17日の多摩川クラシコに向けた両チームの会見(川崎市内)で「最近のクラシコではボコボコに負けているので、今回は勝てるように。先に点を取りたい」と話していた遠藤が宣言通りの先取点となった。

 後半、FC東京は守勢に回る時間帯が多くなったが、DFショルツを中心に守備陣が集中を切らさなかった。後半アディショナルタイム3分、川崎DF三浦のクロスからFC東京DFがクリアしたところを最後はMF脇坂が押し込み、ネットを揺らしたが、クロスが上がったタイミングでゴール前にいたDFウレモビッチがオフサイドとなり、無得点。FC東京は前節(15日)・東京ダービー(東京V戦、1〇0)に続いて2試合連続の“ウノゼロ”勝利となった。

 対川崎戦は、23年5月12日の対戦(2〇1、国立)以来、5戦ぶり勝利を飾った。

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