◆明治安田J1リーグ▽第30節 浦和0―1鹿島(20日・埼玉)

 鹿島は浦和を1―0で下し、勝ち点で並んでいた京都をかわして首位に躍り出た。FW鈴木優磨が今季9点目で決勝点を挙げた。

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 鬼木達監督は「両チームの多くのサポーターが駆けつけてくれた試合。こういうものは、なかなかあるものじゃないぞ、楽しんでこいと選手を送り出した。楽しかったかどうかはわからないが、自分たちらしく最後まで戦い抜いてくれたと思います」とイレブンを誇った。

 前半14分、鈴木が相手GKのパスミスをワンタッチでゴールに流し込み、先制に成功。日本代表GK早川友基を中心にこの1点を守り抜き、5万3301人がスタジアムに駆けつけたアウェー戦で、相手サポーターを沈黙させた。

 指揮官は攻撃面での課題を口にしながらも「献身的に頑張って、体を張って、何とかしてやろうという気迫を感じた。素晴らしいゲームだった」と球際の攻防や、勝ち筋を自分たちで見つけ出そうとする姿勢を評価。京都が清水に0―1で敗れたため、2位以下に勝ち点3をつける単独首位に浮上した。

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