◆明治安田J1リーグ ▽第30節 横浜FM2―0福岡(20日・日産スタジアム)
横浜FMはホームで福岡と対戦し、2―0で勝利した。これでJ1通算550勝に王手をかけた。
ここ3戦連続で未勝利&無得点だったが、前半20分にFWディーン・デイビッドがFWジョルディ・クルークスのパスを右足で押し込んで先制。4試合ぶりのゴールが生まれると、同42分にはクルークスの左CKにファーサイドで下がりながら左足で合わせたDF角田涼太朗が2点目を奪って突き放した。大島秀夫監督は「勝ち点3が絶対必要な試合で、まず取れたことは本当にうれしく思います。全員で攻めて、全員で守る。チーム全員で1つになった試合かなと思います」と話した。
今季ボール保持率でリーグ4位を記録していたが、この日は福岡にボールを持たれる時間が長く、横浜FMは後ろから組み立てる回数が少なかった。しかし、その中でも最後まで粘り強く戦い抜き、大島監督も「ここ数試合を踏まえて、どうしても勝ち点がほしいという中で、また原点に返るというか、シンプルにサッカーをして全員で戦うところに立ち返った。全員で戦ってくれた」とうなずいた。
J1残留圏内の17位をキープしたが、横浜FCが新潟に勝利して18位に浮上して、勝ち点1差。最終盤に優勝争いをしている柏、広島、京都、鹿島との試合が控えており、厳しいJ1残留争いが続く。指揮官は「もう全員で粘り強く戦い続けるしかない。小手先なことや、きれいなものでどうにかなる状況ではない。